ミニPCを検討しているとIntelの廉価CPU、N100を搭載したモデルが多くラインナップされています。
正直どれを買えばいいのか、迷っていませんか？
【GEEKOM】のNUC MINI AIR12はN100を搭載したミニPCの中でも安全性や堅牢性、パフォーマンスに優れています。
この記事では、筆者が自腹購入して利用しているAIR12のレビューをお届けします。
この記事を読めば「ミニPCの購入で迷っている人」や「GEEEKOM AIR12の購入を検討している人」の心配や疑問がすべて解決します！
筆者はパソコンや情報技術を教えたり、保守運用をしてきた教員です。読んでいただいた人にはとにかくわかりやすくお伝えしますね！
この記事の結論
- Officeソフトやブラウザを利用した処理は余裕でできる
- 動画編集やゲームは厳しい
- 他のN100搭載PCより、CPUの性能を引き出せていてコスパ◎
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GEEKOM AIR12のスペック
GEEKOM NUC MINI AIR12の主要なハードウェア仕様を詳しく解説します。
CPU Intel 第12世代 N100 Alder Lake
GEEKOM AIR12に搭載しているCPUは IntelのN100です。
PassMarkにおけるN100のスコアは平均5400程度です。しかし、GEEKOM AIR12でPassMarkのCPUスコアを計測すると、6152を叩き出しました。
PassMarkのCPUスコアは5000程度あればWeb閲覧や書類作成、リモートワークなどができるレベルです。
N100は廉価版CPUということで、性能が心配なユーザもいるかと思います。
CPUのスコアからもほとんどのユーザのメインの作業であるWeb閲覧や書類作成が余裕でこなせることがわかります。
筆者の使用環境は、Officeソフト・ブラウザ上での画像編集やGoogleワークスペースの編集作業・Visual Studio Codeでのコーディングです。
日頃使用していて、困ることはありません。CPUの性能のほかに、メモリやストレージの性能も使用感の良さに関係しています。
メモリ Crucial製 DDR5 16GB搭載
メモリはCrucial製のDDR5を搭載しています。DDR5とはメモリの規格です。これまでのDDR4よりも1.5倍高速にデータ転送をすることができます。
また、Windows11を動かすのに必要にして十分なメモリ容量、16GBを搭載しています。
筆者の使用感としては、Google Chromeでタブを10前後開きながら作業をすることもしばしばあります。そのような作業環境でもカクつくことなくスムーズに動作してくれている印象です。
ストレージ Wodposit M.2 SSD 512GB搭載
ストレージはWodposit製のM.2 SSD 512GBを搭載しています。
Crystal Disk MarkでSSDの性能を検証した結果、普段よく利用する様なファイルのコピーなどの性能指標であるシーケンシャルアクセスは非常に高速であることがわかります。
搭載しているM.2 SSDはPCIe 3.0 NVMe接続で設計されており、高速です。2024年現在PCIeの規格は5.0までありますが、ゲームや重い動画編集などをしないAIR12を選ぶユーザであれば体感そこまで変わりませんし、必要ありません。
GEEKOMでラインナップされているミニPCは、ユーザの使用環境をよく想定されています。AIR12を購入するユーザ層にはPCIeレーンの速度が最新でなくても困ることはなく、コスパの良いPCIe 3.0を採用することで価格を抑えるようにしてあります。
グラフィックス Intel UHD Graphics
グラフィックスはCPUに統合されたGPUを利用しています。お世辞にも良いとは言えません。
しかしながら、筆者の使用環境であるOfficeソフトやブラウジング、プログラミングでは何の問題もありません。
重い画像編集や動画編集など（4K動画編集・レイヤーが多い動画や画像）はできないと思ってもらえると良いです。
読者の皆さんはこれまでのパソコンの使用環境はどのようなものでしたか？
画像編集や動画編集などは１年に１回あるか無いかである人はIntel N100搭載のGEEKOM AIR12は良い選択肢です。
接続ポート
必要にして十分な以下のインターフェースが用意されています。
- SDカードリーダ
- USB-A 3.2 Gen2 × 3
- USB-C データ転送用 × 1
- USB-C DP1.4対応 × 1
- HDMI × 1
- MINI DP 1.4 × 1
- RJ45 × 1（イーサネット）
- 3.5mm ヘッドホンジャック × 1
- DC イン（電源用）
特筆すべきは、SDカードリーダです。
ミニPCのサイズでSDカードリーダを搭載してくれているのは非常にありがたいです。
画像の編集はしなくても、撮影した画像を取り込んだりすることはよくあるので、SDカードリーダは重宝するインターフェースです。
コンパクトなサイズとシンプルな良デザイン
GEEKOM AIR12のサイズ情報は次のとおりです。
ホームファクター 117 × 112 × 34.2mm
コンパクトなサイズな上、シンプルにデザインされているため、飽きがこなそうです。
天板はブラック（ガンメタリック）、側面はグレー、底面は金属製のブラックです。
底面以外は硬さを感じるプラスチックで構成されていますが、チープ感はありません。
シンプル＆コンパクトで自宅やオフィスのワークスペースに置いてもちょうどいい存在となってくれます。
まとめ：文書作成・表計算・ブラウザ上の作業中心の人は買い！
自宅や職場で基本的な事務作業をするという方は、【GEEKOM】AIR12はおすすめです。
N100を囲むメモリやストレージなどが、事務作業にちょうど良い構成になっています。
ブラウザのタブを10ほど開いて作業しても問題なく動作してくれています。このタブはGoogleカレンダーやGoogleドライブ、Gメール、Canva、ブラウジング、Slack、Figmaなどです。
30,000円代で快適な作業環境が手に入るのは非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。
家電量販店で30,000円代でパソコンを探すと、とんでもない構成の製品がならんでいます。
事務作業中心でパソコンを探している人はGEEKOM NUC MINI AIR12は買いです。
▼GEEKOMのPCの安全性が心配な人はこちらも
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