スマホの通信料が高くて悩んでいませんか?格安SIM各社でも人気のmineoを気になっている人も多くいるのではないでしょうか。
かくゆう筆者は格安SIMデビューがmineoでした。わかりやすい料金体系と安さが魅力的な企業です。
対して現在は日本通信SIMを利用しています。ユーザとしては日本最安の価格でスマートフォンを利用できているので非常に満足しています。
果たしてどちらの格安SIMが格安なのか、コストパフォーマンスが高いのかを比較検討したいと思います。
この記事を読めば、月に利用するギガ数によりどちらの格安SIMがお得かを知ることができます。
この記事の結論はこちら
- 月20GB以下のユーザーは「日本通信SIM」がおすすめ
- 月20GB以上のユーザーは「mineo」がおすすめ
- mineoは昼の低遅延対策あり!
日本通信SIMの料金プラン
日本通信SIMは日本で初めてMVNO事業(格安SIM事業)を始めた会社です。CMなどの広告が無く、費用を削ってお客様に料金で還元しようとしている企業です。
プラン | 料金 | 通話 | 1GBあたり |
---|---|---|---|
1GBまで(合理的シンプル290プラン) | 290円 | OS標準アプリ利用時月70分まで無料 または 5分かけ放題 | 290円 |
20GBまで(合理的みんなのプラン) | 1,390円 | 同上 | 69.5円 |
50GBまで(合理的50GBプラン) | 2,178円 | 同上 | 43.56円 |
mineoの料金プラン
mineoはau回線からMVNO事業に参画し、docomo回線・softbank回線も利用できるマルチキャリア対応の格安SIMです。「マイネ王」など独自のコミュニティ形成ができている企業です。mineoの料金プランは通信料で契約するマイピタと通信速度で契約するマイそくがあります。
マイピタ料金プラン
プラン | 料金 | 通話 | 1GBあたり |
---|---|---|---|
1GB | 1,298円 | 30秒あたり22円 | 1,298円 |
5GB | 1,528円 | 月1,210円でかけ放題 月550円で10分かけ放題 | 305.6円 |
10GB | 1,958円 | 同上 | 195.8円 |
20GB | 2,178円 | 同上 | 108.9円 |
50GB | 2,948円 | 同上 | 58.96円 |
容量を使い切った場合は最大200kbpsで通信が可能です。この速度は動画やインターネット閲覧がほとんどできない速度です。LINE等テキストの送受信のみの対応となるでしょう。
筆者も容量を使い切った時の最大200kbpsを体感しましたが、上記の通りほとんど使い物になりませんでした。
救済措置としてマイピタではデータ容量が無くなった場合でも、マイページからパケットチャージできる仕組みが存在します。100MBあたり55円でチャージ可能です。
マイそく料金プラン
プラン | 料金 | 通話 | 1GBあたり(20GB利用した場合) |
---|---|---|---|
プレミアム(最大5Mbps) | 2,200 | 30秒あたり22円 | 110円 |
スタンダード(最大(1.5Mbps) | 990円 | 月1,210円でかけ放題 月550円で10分かけ放題 | 49.5円 |
ライト(最大300kbps) | 660円 | 同上 | 33円 |
スーパーライト(最大32kbps) | 250円 | 同上 | 12.5円 |
マイそくのメリットはデータ容量を気にせず、ネット通信を使いたい放題という点です。ただし、次のことに注意が必要です。
- 平日昼は最大32kbpsに制限(プレミアムプランは最大200kbps)
混雑する平日の昼の時間は動画・ゲーム・インターネット閲覧は無理と考えたほうが良いでしょう。LINEなどのテキストベースの連絡などは可能ですが、昼の時間帯にスマホを利用しない人向けです。
- 3日間で10GB以上の利用は注意
マイそくプランでで3日間で10GB以上利用した場合は翌日以降の速度が32kbpsに制限されます。これは動画・ゲーム・インターネット閲覧が難しくなる速度です。使いたい放題とありますが、実際はデータ通信の使用量を注意しながら利用する必要があります。
日本通信SIM・mineoの料金プランと実用性の比較
20GBを基準とすると「日本通信SIM合理的みんなのプラン」と「mineoマイピタ20GB」では月額568円、年間6,816円の差で日本通信SIMの料金が魅力的です。
ただし、昼の通信速度については日本通信SIMは筆者の実測で1.5Mbps、mineoは27Mbpsでmineoマイピタプランの方が圧倒的に通信速度が出ます。基本的にドコモ回線は通信速度が遅くなる傾向があり、mineoはドコモ・au・ソフトバンク3つの通信回線をユーザが選ぶことができます。mineoを選択するとすればドコモ回線以外を選ぶのが良いでしょう。

気をつけたいことが、1.5Mbpsしか出なくてもYoutubeなどの動画コンテンツが見られるという点です。昼の時間にニュースをチェックしたり、LINEで連絡を取ったりなど軽い通信であれば日本通信SIMの昼の回線状況でも問題ありません。

反対に、昼に高画質な動画の閲覧やゲームをどうしてもやりたいというユーザは日本通信SIMはおすすめできないことになります。これらのユーザは格安SIMではなく、大手キャリアのプランがおすすめです。
さらに、「日本通信SIM合理的みんなのプラン」と「mineoマイそくスタンダード(1.5Mbps)」で比較すると月額400円、年間4,800円の差でmineoが魅力的です。
ただし、マイそくプランでは通話のかけ放題オプションを付帯しなければなりません。
月間の平均通話時間はMNO4社は42.1分、サブブランド(UQモバイルなど)は31.4分、MVNOは28.1分でした(MM総研調べ)。これらを平均すると、全ユーザの平均は33.9分になります。

mineoの30秒あたりの通話料は22円です。平均的なユーザであれば1,491.6円となります。
次の表はmineoと日本通信SIMのプランの比較表です。
プラン | 基本料金 | 通話条件 | 平均通話時間33.9分の場合 |
---|---|---|---|
mineo マイピタ 20GB | 2,178円 | 30秒22円 | 3,670円(従量)/2,728円(10分かけ放題)/3,388円(無制限) |
mineo マイそく スタンダード | 990円 | 30秒22円 | 2,482円(従量)/1,540円(10分かけ放題)/2,200円(無制限) |
日本通信SIM 合理的みんなのプラン 20GB | 1,390円 | 月70分まで無料(超過は30秒11円) | 1,390円(無料枠内で追加なし) |
平均的なユーザーの通話時間を加味すると、1,390円の日本通信SIM 合理的みんなのプランが最安となります。
一番費用対効果が高いのは日本通信SIMとなるでしょう。
まとめ:用途別おすすめ
- 月20GB以下かつ通話少なめ:日本通信SIMが圧倒的に安い
- 月20GB以上かつ昼の通信速度重視:mineoマイピタがおすすめ
- データ使い放題かつ昼は軽い通信で十分:mineoマイそくスタンダード
平均的な利用者にとっては、日本通信SIM合理的みんなのプランが コストパフォーマンス最強 と言えるでしょう。
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