パソコンの新品価格がどんどん上がっています。スマートフォンも同じく値上がりしており、なんでも新品を買うのは難しいという人も多いのではないでしょうか。
とはいえ、中古で高価なパソコンを買って失敗するのも怖いですよね。
そこで、中古パソコンをこれまで数台買い替えてきた筆者が、2024年現在でおすすめする中古パソコンを3つ紹介します。
この記事を読むことで、どんな中古パソコンを購入すべきか、それぞれの中古パソコンの特徴などを理解することができます。また、皆さんの業務効率化や生産性を上げることができるでしょう。
この記事の結論
- 中古パソコンで1年あたりコストを意識する
- CPUはintel第8世代以降を必ず選ぶ
- レノボ・富士通・パナソニックのパソコンがおすすめ
- 中古か新品かを迷っているユーザは、中古パソコンのスペックがベスト
中古パソコンを買うメリット
年あたりコストが安い
2024年現在の新品パソコンの価格は10万円を超えるものがほとんどです。10万円を切っている製品もありますが、長く使えるかは不明です。
その点、中古パソコンは現時点3万円程度のものも多く、あと2・3年ほどは使えるものが多くあります。1年あたりのコストは1万円〜1万5千円程度になるでしょう。
中古パソコンはコストパフォーマンスが非常によく、新品で10万円のものでこのコストパフォーマンスを出そうとすると8〜10年程度使う必要があります。
昨今の情報技術の進歩は目まぐるしく、パソコンに関しては長期間使うよりも数年単位で買い替えた方がコストパフォーマンスも性能としてのパフォーマンスもよいでしょう。
初期投資金額が少なくて済む
中古パソコンを購入する際の初期投資は、新品パソコンに比べて格段に少なくて済みます。特に、初めてパソコンを導入する方や、予算を抑えたい方にとっては、大きなメリットとなります。
スペックがちょうどいい
新品パソコンか中古パソコンかを悩んでいる方には、中古パソコンのスペックがベストです。
パソコンでブログを書いたり、プログラムを書いたり、簡単な動画を編集したりするぐらいのミドルユーザーでもちょうどいいスペックです。
お金を出せば高いスペックを手に入れられますが、果たしてその性能を使いこなすことはあるのでしょうか。少なくとも筆者は中古パソコンで十分な性能でした。
注意1:中古パソコンのオプションでMicrosoftのOffice製品は買わない
中古パソコン販売サイトや総合ネットショッピングサイトではオプションでWord Excel PowerpointなどのMicrosoftOfficeを抱き合わせで購入できたりします。これはやめましょう。
中古パソコンの寿命は長くありません。2〜3年程度です。
この短期間のために大金を出すべきではありません。そもそもMicrosoftOfficeは必要かどうかも考えなければなりません。
簡単な文書作成・表計算・スライドであればGoogleが無料で提供してくれています。
どうしても必要な場合は別途パッケージ版を購入して新しく買ったPCに移行できるようにしたり、サブスクリプションのMicrosoft365への登録をおすすめします。
注意2:バッテリーの状態を確認する
中古パソコンはバッテリーが劣化しています。概ね最大充電量が80%以上であれば2〜3年は使えます。
どうしてもバッテリーに難があった場合は、自分で交換できるモデルもあるのでそちらを選ぶと良いでしょう。
CPU・メモリ・ストレージ・インターフェイスを確認する
CPUはIntel Core iシリーズ第8世代以降のものを選ぶ
CPUはコンピュータの性能を決める上で非常に重要なものです。人間でいえば脳にあたります。
このCPUは毎年のように新しいバージョンが出ていて、どれを買えば良いかわからないという人も多くいます。
ではどのCPUを選べばよいかというと、Intel Core i シリーズ 8000番台以降です。これがIntelの第8世代CPUと言われるものです。調べる際にCore i 5という文字の後に続く4桁から5桁の数字を確認してください。
7000番代までのIntel CoreシリーズはWindows11に対応していません。8000番台以降のIntel CoreシリーズはWindows11に対応しています。
Windows10が必要だという場合はこの限りではありませんが、できるだけ新しい方のCPUをおすすめします。
AMDの場合はRyzen 2000シリーズ以降のものを選ぶ
Intel Coreシリーズの他に、RyzenというCPUもあります。これはAMDというCPUメーカーのブランドです。Ryzenシリーズの場合はRyzen5 2000番台以降を選びましょう。
Intel Coreシリーズ同様、Window11に対応しているのが2000番台以降です。
メモリは8GB、できれば16GB
CPUは脳のうち考えることなどに使うとすれば、メモリは短期的に記憶する領域のことです。記憶する領域は多いに越したことはありません。
現在中古品として在庫が多いものは8GBです。Windows10とソフトウェアを動かすのに必要なメモリです。Windows11だとしても8GBでもしっかり動いてくれます。
ただし、ブラウザ(インターネットを閲覧するためのソフト)のタブを常に多く開いておく人などはその分メモリを使います。また、簡単な動画編集(PTA行事、結婚式余興、生徒写真のスライドショーなど)は8GBでも工夫すればできる程度ですが、快適に作業するためには16GBにすると良いでしょう。
ストレージは必ずSSDを(256GB以上)
ストレージとはファイルを保存する領域です。人間でいうとノートや倉庫というイメージです。
ストレージは多ければ多いほど良いです。スマートフォンのストレージで悩まされている人も多いと思うので想像に足るでしょう。
ただし、パソコンの場合はUSBフラッシュメモリや外部ストレージを接続しやすいという特徴を持ちます。256GBは搭載しているものをおすすめします。
128GBのものもまれにあり、安価ですが、工夫が必要になります。
また、ストレージには種類があり、大きくHDDとSSDに分かれます。
HDD(ハードディスクドライブ)は磁気で記憶する装置で長期間記憶するのには適しますが、読み出し・書き込みが遅いです。
SSD(ソリッドステートドライブ)は電気的に記憶する装置で読み出し・書き込みが早いです。長期間記憶に向かないという特徴もありますが、ほとんどの人が関係なく使用することができるので、SSDをおすすめします。
ストレージを遅いHDDにするとパソコン全体の動作に影響してきますので、必ずSSDを搭載しているものにしましょう。
補足:M.2SSDなど高速なSSDもあり、購入に迷うかと思います。その場合は HDD でなければOKというように考えましょう!
インターフェイスはUSB-AとHDMIは必要
インターフェースとはパソコンと周辺機器(プロジェクタ・プリンタ・USBフラッシュメモリなど)を接続する端子のことです。
USB TypeAのフラッシュメモリは未だ多く利用されています。TypeA端子がない代わりにTypeC端子を搭載することが多いですが、その場合はUSBハブやドックが必要になります。TypeA端子があるものを選ぶのが無難であると言えます。
HDMI端子は外部モニターやプロジェクタに接続するために必要です。家でモニターに繋げたり、学校の先生であれば授業で使う電子黒板に繋げたりとさまざまな場面で利用します。
HDMI端子が搭載されていない場合もドックが必要になるので、HDMI端子があるパソコンがおすすめです。
おすすめの中古パソコン
Lenovo ThinkPad X390シリーズ X395シリーズ X280シリーズ
LenovoのThinkPadシリーズは中古品の流通量が非常に多いです。これは、ビジネス向けにリースされたパソコンが中古市場に流れてくるためです。
キーボードが打ちやすい他、頑丈にできているのが特徴です。中古品はキーボードの文字がはげていたり、バッテリーが劣化していたりするものもありますが、ThinkPadはキーボードやバッテリーを素人でも交換しやすいように設計されています。
少し状態が悪くても、交換部品がECサイトで多く流通しているので自分でメンテナンスして愛着を持って使用できるのがいいところです。
ThinkPad X390 X395 X280シリーズの中古パソコン価格は¥25,000程度から¥40,000程度です。この値段でも程度の良いものもあるので探してみてください。
ThinkPad専門店 Be-Stock富士通 LIFEBOOK U938
日本のメーカーである富士通の超軽量モデルU938の中古パソコンもおすすめです。
LIFEBOOK Uシリーズは超軽量・超薄型の筐体なのに耐久性が高いというのが特徴です。特に軽さは1kgを切っており、持ち運んで利用する人にとってはおすすめの中古パソコンです。
超薄型にもかかわらず、インターフェースも充実しています。
富士通LIFEBOOK U938の中古パソコン価格は¥25,000程度から¥35,000程度です。
中古パソコンはくじらやで!新品より安く安心の中古パソコンをお届けいたします!Panasonic Let’s note CF-SV7
日本のメーカーのパナソニックもパソコンを製造しています。家電製品のイメージが強いですが、ビジネス向けの堅牢性の高いパソコンを提供してくれています。
CF-SV7は重さが約1kgと軽さを実現しつつ、天板に独特な構造を搭載しているため、衝撃に強い設計になっています。
新品で購入すると¥200,000以上するものが、中古パソコンとして売られているCF-SV7は¥25,000程度から¥35,000程度で販売されています。
激安1万円〜のパソコンなら【PC WRAP】パソコンの処分方法
新たにパソコンを手にいれるということは、今あるパソコンを処分する人もいるでしょう。
パソコンは信頼できる業者に処分してもらうようにします。
業者に出す前にパソコンを初期化する必要があります。自分の扱っていたデータをWindowsの初期化機能で初期化することをおすすめします。
まとめ
以上、おすすめの中古パソコンをご紹介しました。コストを抑えてパソコンを購入したい方は中古パソコンがおすすめです。さらに、1年あたりのコストを考えて購入することをおすすめします。
中古パソコンの寿命はそれほど長くありません。持って3年程度ですので、1年1万円ぐらいのコストで利用できるとコストパフォーマンスが良いでしょう。
中古パソコンを購入する際はWindows11に対応したCPU、Intel Core iシリーズ 8000番台以降、AMD Ryzenシリーズ 2000番台以降を選ぶようにしましょう。
中古パソコンは中古パソコン専門の業者から購入するのがおすすめです。中古品を第3者の目で確認してもらえるのは安心ですね。パソコンを処分する際も業者にお願いするようにしましょう。
以上、おすすめの中古パソコンと買い方についてまとめました。
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