中古ノートパソコンの買い方

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パソコンを買い替えたいけど予算があまりなかったり、新品が物価高騰により高すぎたりしてなかなか手が出ない人も多いと思います。今回は予算を押さえてパソコンを買い替えたい人のために、中古パソコンの買い方をお伝えします。筆者は中古パソコンを購入して愛用していますが、失敗したこともあったので注意点もご紹介します。

中古パソコンのメリットとデメリット

メリット

  • 初期投資が抑えられる
  • 新品時は高額なパソコンを安価に手に入れられる

デメリット

  • バッテリーが消耗している
  • 外装や画面、キーボードなどに傷がある
  • 使える期間が長くない

中古の物のメリットはどのような製品でもそうですが、安く手に入れられることです。ただし、価格としては安く見えてもそれを何年使うかによっては割高になる可能性があるので注意が必要です。

大きなデメリットとしては、バッテリーの消耗があります。外装の傷などは無いに越したことはありませんが、中古品ということである程度は作業への支障はないでしょうから妥協が必要かと思います。

しかし、バッテリーはそうはいきません。バッテリー駆動時間が短いと作業できる時間が短くなる他、ノートパソコン自体の寿命が短くなってしまいます。中古で安く買っても1年そこそこで買い替えなけれならなくなるとかえって割高です。

手順1 1年あたりのコストでパソコンの価値を決める

中古パソコンを買う時はいくらのものを何年使うかを決めて買うと、どの中古パソコンが安いのかを判断することができます。筆者を例にすると、次のような使用環境です。

20万円で買ったMacBook Airは今年で10年目になります。20万円÷10年=2万円/年となり、1年あたり2万円のコストとなります。

2万円で買ったThinkpad X260は今年で2年目になります。2万円÷2年=1万円/年となり、1年あたり1万円のコストとなります。

Thinkpadの方が2年使用するつもりで購入したため、1年あたりのコストを抑えることができました。検討している中古ノートパソコンは何年使うつもりかをあらかじめ決めてパソコンの価値を1年あたりのコストとして考えるといい買い物ができるのではないでしょうか。パソコンだけでなく、他の様々なものにも応用できると思います。

手順2 パソコンの使用状況を確認してみる

ノートパソコンの中古製品を販売しているサイトや販売店を見てみると、性能を売りにしているところが多いです。性能が高ければ価格も高くなりお店の収益にもなるので当然であると思います。

しかし、性能の高い製品は本当に必要かを考えてみる必要があります。中古のパソコンを買う人は5年10年と長く使用するのではなく、2~3年と短い期間で買い替える人が多いのではないでしょうか。

そうなると、高い性能は本当に必要なのかを検討する必要があるでしょう。

パソコンで何をしているかを次の項目をチェックしてみてください。

  1. Webサイトや動画サイトの閲覧に利用している。
  2. Word・Excelなどのオフィスソフトを利用している。
  3. 3~5分程度の家族や友人が見る簡単な動画を作成している。
  4. 10分以上の動画を編集し投稿している。
  5. 写真の編集やイラストをパソコンで書いている。
  6. ゲームをしている。

①~③にあてはまる人はライトユーザーといえるでしょう。④~⑥のどれかでも当てはまる場合は、中古パソコンではなく、新品である程度スペックがあるパソコンを選ぶべきでしょう。中古パソコンはライトユーザーに適しています。

手順3 ストレージはSSD必須。CPUはi5第8世代、i3第10世代以上を選ぶ!【パソコンのスペック】

いよいよ気になるパソコンのスペックを確認します。ライトユーザーであれば、次のスペックをクリアするものを選んでください。

CPUメモリストレージ
Core i5 第8世代以上 8250u 8350uなど
Core i3 第10世代以上 10110uなど
8GB以上必ずSSD(HDDは不可)

記憶容量であるストレージは必ずSSDを選びましょう。磁気記憶するHDDは、電気的記憶をするSSDより遅いため、作業するときにストレスを感じてしまうほか、パソコンの立ち上げにも時間がかかります。

メモリは8GB以上あれば問題ありません。CPUはPassmarkというCPUの性能を比較するスコアをもとに選んであります。また、Windows11がインテルCPUの第8世代以上のスペックを推奨しているので、第7世代以下のCPUは避けた方が無難です。

2~3年使用すると仮定して、上記のスペックの中古パソコンが3万円~5万円程度で販売されています。1年あたり1万円~1.6万円で使用できるので、コストパフォーマンスもよく、比較的ストレスなく作業することができます。

中古パソコンを買う時の注意

中古パソコンを買う時は次の3つに注意しましょう。

1.Windows11に対応できるパソコンを選ぶ

Windows10は順次サポートを終了していきます。Windows11を利用するように促されるため、対応したパソコンを選びましょう。

中古で販売しているサイトやお店には、Windows11に必要な要件を満たしていないのに、Windows11に無理やりアップグレードして販売しているお店も見かけるので、しっかりとスペックを確認してください。

2.失敗していい金額で買う

中古パソコンはあたりはずれがあります。特にWebサイトなどの通販で買う場合は、実物を見ることができないためはずれを引く可能性もあります。中古初心者は失敗しても大きな損失にならないものを選ぶとよいでしょう。

筆者の場合、メルカリやラクマなどのフリマサイトを利用して個人売買で中古パソコンを購入した際、トラックパッドがきちんと動作しないものを5万円で購入したことがあります。中古品かつ個人売買のためノーリターン・ノークレームで泣き寝入りした経験があります。

金額が少し大きかったこともありましたが、個人間の売買ということで返品がきかなかったのが痛手でした。中古パソコンについては中古パソコンを扱うお店(法人)から購入した方が無難であると思います。

3.OSのクリーンインストールをする

お店から購入した中古パソコンはあらかじめOSの初期化(クリーンインストール)がされているものが多いです。しかし、そのパソコンを利用してネット通販など多くの個人情報を入力するため、悪意のある業者から購入した場合、データを漏えいさせられてしまうことも考えられます。

難しくないので、クリーンインストールをおすすめします。そのため、Officeソフトなどあらかじめインストールされている中古パソコンは避けた方が良いでしょう。

以上、中古ノートパソコンの買い方でした。考えることが多く難しく感じる人もいるかもしれませんが、手順を踏んで購入を検討してみてください。相談があればコメントお願いします。

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