車の買い替えの検討をする際、SUVを検討する人は多いのではないでしょうか?CX-5などのマツダ車を「かっこいい」と思って検討しても、ガソリンモデルとディーゼルモデルがありどちらが良いのか悩むと思います。今回の記事ではガソリンモデルのCX-5のオーナー目線でCX-5についてまとめてみました。ぜひ最後まで読んでみてください。
CX-5はガソリンモデルがおすすめ(ファミリー層も)
まずはガソリンモデルとディーゼルモデルの長所短所を簡単にまとめてみます。CX-5の前にアクセラスポーツに乗っていた筆者の感想です。
ガソリン | ディーゼル | |
---|---|---|
長所 | ・エンジン音が軽快で吹け上がりがいい ・長短距離を気にせず走れる ・本体価格が安い | ・加速力がありトルクフル ・長距離の走行が得意 ・軽油の単価がガソリンに比べて安い ・燃費がいい |
短所 | ・レギュラーガソリンが軽油に比べて高い ・燃費がディーゼルに比べると悪い | ・本体価格が高い ・ハンドリングが重く感じる ・エンジンオイルの値段が高い |
マツダのディーゼルエンジンが優秀なのはみなさんもご存知かと思いますが、ガソリンエンジンも非常に優秀です。CX-5のガソリンエンジンモデルを検討すると必ず心配になるのが、「非力じゃないか」という点です。
SKYACTIV-G 2.0を選択できるグレード
- 20S Smart Edition
- 20S Black Tone Edition
- 20S Retro Sports Edition
- 20S Field Journey
25S Sports Appearance以外は2.0リッターのガソリンエンジンを選択できます。
2.0リッターエンジンは非力じゃないかと不安になる人が多いのではないでしょうか。筆者もCX-5ガソリンモデル(2.0リッター)を購入する際に心配でした。営業担当の方に2.0リッターガソリンエンジンモデルを他店舗から借りてもらい試乗させてもらうくらい慎重に考えて購入に至りました。
ガソリンモデルの非力感はない!(SKYACTIV-G2.0)
一般道でのストップアンドゴーでは他の車に遅れをとるということは無く加速してくれます。法定速度内で走行するドライバーであれば十分な加速力です。
高速道路での合流はアクセルを4割程度踏み込んで加速すれば、後続車に迷惑をかけることなく加速できます。アクセル開度についてはドライバーの感覚によるところがありますが、全開にしないと加速できないということは全くありません。
高速道路での追い越しは、4速に自分で落としてから加速するとスムーズです。5速や6速のまま追い越しはガソリンエンジンの特性上難しいでしょう。自分で操作するしている感覚や、エンジンの吹け上がり音が好きなドライバーはガソリンエンジンモデルはベストな選択です。
また、一般道・高速道路ともに目視で明らかに坂路だとわかる場面では、Dレンジでの走行では勝手に1段低いギアに変速されます。逆に言うと、坂路だと気づかない場面では変速せずに坂を登ってくれます。意外と低速トルクがあり、ガソリンエンジンを選んだとしても通常の使用範囲では後悔はないでしょう。
雪道での走行も左右にぶれること無く安定しています。筆者はAWDに乗っていますが、2WDのアクセラスポーツに乗っていた時も雪道での安定感はありました。車高が高くタイヤの幅が太いCX-5であれば2WDでも雪道の走行は心配なさそうです。
豪雪地域に住む者としては、走行する際に重要なのは駆動方式ではなく急発進・急ブレーキ・急ハンドルをしないことと車高であると考えています。基本的な運転技術があれば駆動方式はあまり関係ありませんが、車校の低いセダン系の車は2WDだと轍(わだち)にハマった時に抜け出せない場合があります。車高の高いSUVは心配ないでしょう。
CX-5ガソリンモデルはファミリー層でも快適
筆者の家族構成は、妻・5歳の息子(ジュニアシート使用)・1歳の娘(チャイルドシート使用)の4人家族です。
ジュニアシートやチャイルドシートからの乗り降りもドアの開口部などが干渉することなくできます。ドアは90°近く開くので広いスペースでの乗り降りはしやすいです。ヒンジドアのため隣の車との間隔が狭い時は工夫が必要です。また、子供達が足を伸ばしたり蹴ったりすると前席に届きます。特に乳児が靴を履いたままだと前席のシート背面が汚れます。
妻が後席に乗る際も足もとの空間は広く、こぶし3つ程度は余裕で入ります。また、1段階のリクライニングができるため、長距離ドライブでも後席に乗る人がくつろぐことができます。
筆者が所有しているCX-5のグレードは20S Black Tone Edition(ブラックトーンエディション)です。シートは合成皮革とグランリュクス(特殊な布素材)で構成されています。このグランリュクスは摩擦力が強く、体がシートからずれることはほとんどありません。子供達がおやつなどをこぼすことはありますが、掃除機で吸えばすぐに綺麗になりました。グランリュクスは布地なので液体をこぼした場合は掃除に手間取ると思います。(まだ子供達は液体こぼしてません・・・)
ガソリンモデルのCX-5をおすすめできる人
CX-5は多くの人におすすめです。特に次の項目に当てはまる人にはおすすめです。
今の車からサイズアップする人
筆者はBM型アクセラスポーツ(1.5リッターガソリンエンジンモデル)からCX-5に乗り換えました。家族が増えるタイミングで車をサイズアップしました。サイズアップでCX-5を検討する人にとってはガソリンエンジンモデルはおすすめです。
余談ですが、BM型アクセラスポーツ(1.5リッターガソリンエンジンモデル)も「非力じゃないか」と言われていましたが、全くそんなことはなく軽快に走ってくれました。前の愛車のアクセラスポーツで「小さいエンジンでもしっかり走ってくれた」という経験から、CX-5も「2.0リッターガソリンエンジンでもしっかり走ってくれる」と確信して購入しました。そもそもエンジンのプロであるマツダが、走らない車を作るわけがありません。
高速道路は月に1〜4回程度利用する人
週末のお出かけに車を利用する人はガソリンエンジンモデルがおすすめです。筆者もその一人です。高速道路での走行性のはガソリンエンジンモデルでも十分であり、全く問題ありません。ディーゼルエンジンを選ぶべき人は通勤に高速道路を利用する人や、10km以上の信号の少ない道路を通勤で走る人でしょう。
法定速度内で走る人
どんな車に乗っている人でも道路交通法を守って走行しているはずですが、加速力に魅力を感じる人は少なくないでしょう。CX-5の2.0リッターガソリンエンジンモデルの加速は速くはないです。しかし、必要にして十分な加速力があります。
この十分な加速力はドライバーが自然と法定速度を守るように設計されているように思えます。ディーゼルエンジンに関しては、大きいトルクが魅力的ですが決してスピードオーバーすることを目的にしているのではありません。少しのアクセル開度で十分な加速をして、ドライバーの疲労を軽減したり、大きいエンジンの車に乗っている安心感を与えたりしてくれます。ガソリン・ディーゼルどちらのエンジンを選ぶにしても道路交通法を守ることはドライバーの義務です。
車を操るのが好きな人
CX-5のガソリンエンジンモデルは、ディーゼルエンジンモデルに比べ車重が軽いです。同グレードの車重の比較は次の通りです。
XD Black Tone Edition 2WD | 1,650kg |
20S Black Tone Edition 2WD | 1,550kg |
ガソリンエンジンモデルは100kg軽いことがわかります。ほとんどがエンジンの重さによる重量差となるので、ガソリンエンジンモデルは車の前方(フロント)が軽く、旋回性が高いと言えます。ハンドルを切った時に素直に曲がってくれるのがガソリンエンジンモデルの魅力であり、筆者がCX-5を購入してよかったと思えるポイントです。
以上、CX-5はガソリンとディーゼルどちらがおすすめかをまとめました。どちらもとても良いエンジンですが、今の生活状況や車の使用状況によりどちらが良いかを検討しましょう。ガソリンモデルのCX-5をおすすめできる人に当てはまった人は、迷わずガソリンエンジンモデルを選んでみてください。
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